2013振り返りブログ 春旅 前半 ー中山道ー


2013.5.29~6.1春旅
ぽっかり、うっかり休暇が取れた。旅に出よう!!
バイトを終えて寝ずに 《中山道》の旅に出た。
愛車を走らせ 真っ先に着いたのは、岐阜県 中津川市。中山道43番目の宿場《馬籠宿》
DSCN7753 のコピー.jpg雨の初夏の静かな朝。やや急勾配の石畳の道。両脇には風情ある佇まいの町並み。
DSCN7767 のコピー.jpg続いて《妻籠宿》長野県木曽郡南木曽町。中山道42番目の宿場。こちらはアスファルトだけど、一部石畳や舗装されてない場所もある。周囲の山に町並みが溶け込む。
寝てないからちょっとお疲れ気味だけど、トレッキング行ってみよ〜!!
田立の滝へ。DSCN7777 のコピー.jpg雨のせいかそこここにカエルが居る。動く気配もなく、踏んでしまいそう。
これだから町に出ると交通事故に遭うのね(>_<) 田立の滝って言うけど、地図を見ても《田立の滝》という名称の滝はなく。10個程の滝群の総称だそうだ。DSC01132  のコピー 2.jpgというわけでこちらは《霧ヶ滝》
コースはなかなか斬新。山から張り出した木の縁側のような場所があったり、面白い。2011年に災害があったそうで、多少荒れてるが問題ない。豪快な素晴らしい滝々と、深い森、歩いているのに疲れを忘れる。 
駐車場に戻ると日暮れ近く。
旅の恒例「夕飯、風呂、車中泊ポイント探し!!」
ことごとく風呂(温泉)が閉まってる。あちこちさまよい、やっとみつけた〜。
《あららぎ温泉 湯元館》http://www.araragi-onsen.com/。お風呂付きドライブインのような雰囲気。
ごめんなさい。 なんとなく外観から「大丈夫かな?」って思ってしまった。
これがびっくり!! 洗い場と湯船のみの簡素な作りだが、湯船はコウヤマキ(木曽の五木の一つ)お湯は源泉掛け流し。さらに貸し切り状態でリッチな気分。「しっとりとしたぬめりの透明なお湯。
予想を遥かに裏切り、むしろ超お気に入り温泉にランクインです。
家族経営なのかな? スタッフもとてもいい感じ。 食堂で夕飯もいただきました。家庭的でおいしかった。
二日目は朝から長野県木曽郡大桑村、中山道39番目の宿場《須原宿》で、水船と定勝寺を見学。
さらに、赤沢自然休養林の森林鉄道に来た。
ディーゼル機関車で往復25分。時速7キロの旅。もちろんトロッコ列車。
DSC01180 のコピー.jpg
ちょっと面白い走り方をする。
上の写真は帰りの姿。行きは鼻面に客車が くっつき汽車はバックで 客車を引っ張るように走る。
終着駅で客席はそのままに、汽車だけ複線を走り 来たとき末尾だった客車に連結される。そのとき汽車の向きは変わらないので 今度は汽車のお尻に客車がくっつき、汽車は前進で引っ張る。DSC01189 のコピー.jpg雨の平日朝一の乗客は他には居なくて、5両の客車は貸し切り。「経営大丈夫かな」って要らぬ心配したけど、2便目はお客さんいっぱいでした。早起きは三文の得ってことですね ♪DSCN7828 のコピー.jpg資料館の写真を盗み撮り(?) ボールドウィン社製蒸気機関車(資料館で実物みられます)。1975年まで材木を運んだり、人々の足となったりしていたそうだ。
森林鉄道の切符は 往復だからせっかくなので往復してみた。出発地点の駅から今度はお散歩してみることに。
雨は降っていたけれど、車窓から見た 森とせせらぎがあまりにも美しかったので どうしても歩きたかった。この森は伊勢神宮の御神木を切り出す程の森なんです。昭和60年に御神木を切り出した後の切り株も見られました。DSCN7836 のコピー.jpg線路を横切ってトコトコ散策コース。横切る時は要注意ね。DSCN7862 のコピー.jpg
「お客さんは雨が降ると来なくなるけど、私ら毎日森を見ていると雨の日こそ森が綺麗なんですよ。」
鉄道のおじちゃんたちが口々に言ってた。その言葉通り 木々は 妖艶な美しさを見せつけてくれた。
前日から一つ発見したのは水辺の散策には長靴最高!!この長靴ガーデニング用なんだけど、実際のところ田植え用をかわいくしてるだけね。柔らかく、足首が自由に曲がる。クルクルまるめて持ち運びも最適。ドロドロになった長靴を洗うって言い訳して川の流れにジャバジャバ入るがこれまた快感。DSC01233 のコピー.jpg
寝覚の床!!!DSC01224 のコピー.jpg実は...実は今回の旅の目的は、中山道じゃなくて寝覚の床でした。寝覚の床に行くなら中山道も☆というノリだったのに、不覚にも遊歩道が工事中で通行止め。 (ρ_;) ショック。遠く離れた対岸の売店で写真を鑑賞。しょんぼり(ρ_;) しょんぼり(ρ_;) また来る口実できたからいっか☆
DSC01233 のコピー.jpg唐沢の滝見てウキウキ気分復活。
さて夕暮れ迫る頃、道の駅《奈良井木曽の大橋》着。
木製の大きな弓形橋の橋を渡って、用水路と一緒にトンネルをくぐって、角を曲がると。ワープした。奈良井宿。DSC01250 のコピー.jpg散策。もう店じまいしかけてる中を いそいそ覗く。『松坂屋』 というお店を眺めていたら、店の奥で何やら妙な音がする。「んん?」なんかどなたかうずくまって転げてるかな? 見ちゃ失礼なのかな? 戸惑う。うめき声(というのは失礼ですが、最初は言葉が聞き取れなくて)。
そのうめき声にかぶさるように「はいはい☆お客様?」
「いらっしゃいませ!!今桜茶入れますからね!!」奥から おばちゃんが出てきた。
あっ!! お店出るタイミング完全失った。 まだ奈良井宿見学してない★ 
ふと転げてた方が 話しかけてきてるようだ。 聞き取れず・・・「この人、腕の立つ塗師だったんですよ、パーキンソン病になってしまってね。」とおばちゃん。
どうやら、お二人はご夫婦。ご主人がさっきまで書いていた紙を不自由な身体で 差し出してくる。 墨で描かれたお地蔵さまだ。「どうぞだそうよ。」
続いてお月様。どちらも暖かみがある。130624_1356~01 のコピー.jpg
ご主人に「どこからきたのか?仕事は?名前は?」などと尋ねられる。さっきまで聞き取れなかった言葉がだんだん聞き取れるようになってくる。
返答を聞きながら、筆を進める。といっても、パーキンソン病の揺れのせいでなかなか筆は進まない。墨も筆も全て手に届く位置にある。ごちゃごちゃにしか見えない道具類の中で意図せぬ揺れを堪えるように振り絞るように...。DSCN7890 のコピー.jpg
「朱色の墨が薄くて使い物にならん」「あらあら本当ね。自分で開けるわね?」奥さんが奥から新品を持ってきて手渡す。受け取ったご主人はうずくまるように転げるように揺れながら、むき出しのカッターの刃のようなもので墨の 表面のフィルムを剥がそうとする。
ただでさえいろりの段差を心配してたのに。刃物??大丈夫?ヒヤヒヤ。でもご本人と奥様が一番よくわかってるだろうから「ガンバレ〜」と心で応援するだけ。
「奈良井宿見学したいな〜。 そろそろ旅の3点セット探さなきゃな〜」いろいろ頭をよぎったけど、10分以上かかってどうにかフィルムは開いた。身近に障害を持つ方が居ない私は《ユニバーサルデザイン》の本当の意味を目の当たりにした瞬間だったような。
楽しそうに何枚も何枚も書を書いてくださり。 いろいろお話してくださる。「まだまだ塗師の方もたくさんやりたい事があるんですよ」 と次々羅列していく。
ご病気じゃなくても お歳を召してるし。 私このお歳になっても制作してるかな?
パーキンソン病になったとしたら制作意欲とか創造力あるかな?
ふ〜む 考えさせられる。
こうしている間にも 仕事終わりの地元の人々が顔を出す。おばちゃんや 地元の人々とも談笑しながら、
「もう暗くなっちゃたよ〜、奈良井宿見られな〜い。でもこんな旅も悪くないかもな」と思い直した。
若い頃の 私の旅は、自然と景色さえあれば成立してたけど、
最近は地元の人との会話も楽しくなってきた。森林鉄道のおじちゃんたちとの会話も楽しかったな〜
このあととっぷり暮れた奈良井宿を一応奥まで歩いて 再び降り出した雨に ずぶ濡れになって、
二日目終了。


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