2012夏旅 1 ―静岡


さぁて 「旅だ~!!」
と喜んだものの 「旅って何を用意するんだっけ?」と悩んでしまうほど 旅から遠ざかっていた気がする。
できる事ならずーっとずーっと旅をしてたいくらいなのに、鍛冶屋さんって毎日工房に行く生き物なのねp(´⌒`q)
強烈な暑さと展示会の疲れ、更に一週間程前から漆かぶれにやられてたので無理しない旅を心がけてみる。120820_0943~01.jpgこんなのが2か所。漆が付いたのは (掻きすぎたのか) 黒くなった部分で、あとは広がっちゃったんだ。
弱い人だと もっともっと 広範囲に広がっちゃうそうだ。
東名乗って~ 静岡へ。 最初に訪れたのは、家康が葬られているという 久能山東照宮。
なが~い階段を上る~120822_1235~01.jpgいや~暑かった(-o-;) すんごく暑かった(-o-;)DSCN6373.JPGココまで登ると少し涼しい。
黒基調の粋なたたずまい。
小さなころ、極彩色が派手!!としか思えなくて好きになれなかったのに、今は逆に それでこそ美しいと 至極当然に良さがわかる。 強烈に共感するわけじゃないんだけど、美しいと感じる。120822_1145~02.jpgいい顔だ。
久能山から焼津市を抜けて下る。 海鮮丼のお店でもないかな~と思いつつ目的地の御前崎の灯台に到着 (-o-;)
麓に絡みつく雲から出た富士のアタマを拝み、 灯台の下の磯で小魚を追いかけまわして、 ふと、腹ペコな自分に気が付く。
車にあったおやつで 飢えをしのぎ夕飯にこそ 海鮮丼を!!と願いつつ 焼津市内に戻る
しか~し!! 軒並み閉店!!あっても定休日だったり(T_T)
でもふと思った。
いつも 人里離れた場所を旅してるから、 コンビニさえありがたかったのに、コンビニ素通りして 海鮮丼探してる自分が滑稽だ。
そうこうしてるうちに 夜のとばりが降りてきた、「先に風呂を。」 と思った瞬間筋向かいに
≪黒潮温泉-サンライフ焼津≫発見☆ (http://www15.ocn.ne.jp/~sunlife/health.html)
どうやら 海鮮丼には縁がないけど 温泉はすんなりね。
海鮮丼をあきらめて回転寿司に☆
涼しい ねぐらを求め 山へ!!
山道は狭く、 くねくね続く。 途中、イノシシがトコトコ横切る、テントは止めよう(^w^)
初日の寝床は ≪フォーレなかかわね茶茗館≫ 車中泊~
夜中ふと目を覚まし 空を見上げると、 満天の星、天の川。
おはよ~
おや!! 漆かぶれが 楽になってる☆ 温泉出た直後から効果は感じてたんだけど
そういえば、効能に アルカリ性で 皮膚病に効くって☆ 温泉の効能ってホントなんだね。
遠方から 心配してくださってた お医者さまT氏に伝えしたら 「論理的にも正解ですよ。良かったね」 とのお言葉o(^-^)o
ほら!!腫れがひいたよ☆ 痒くないし120823_0649~01.jpgコンビニのパンを持って 河原で足をチャプチャプしながら朝食。
満天の星空からの 河原の朝食!! 超贅沢だよな♪
今日の目的地は 寸又峡☆
寸又峡は 地図上で見て ずっと気になっていた 場所なんだけど。
作家としても 友人としても 大好きな画家の 前澤妙子さんが 大井川周辺で生まれ育ち、
face bookで寸又峡紹介していた。 それが、 今回の 静岡の旅のきっかけ。キラキララ ー 希望の輪郭 ー.jpg前澤さんの絵。 実物は百万倍深みがある 作品なんだけど...。
前澤さんの HP はないので 湘南台画廊 の作家紹介をリンクしておきますね。http://www.shonandai-g.com/art/images_a/maezawa.html
駐車場に車を停め <夢の吊り橋> に向かって 出発。
最初は舗装された車道。 小さなトンネルを抜けて、大間ダムの脇から 鉄の階段で一気に降り 更に小道を下る。
木の合間から エメラルドグリーンの水が見える。 乳白色の水は なんとも不思議。DSCN6419.JPG
夢の吊り橋。 高さ8メートル長さ90メートル。チョイと怖いけど一直線に板が続いてるからすぐ慣れる。120823_0959~01.jpg
尾崎坂展望台で置いてあった古い汽車をいじくりまわす。 かっこいい。120823_1033~01.jpg
夢の吊り橋を見下ろしながら 飛龍橋 を渡りグル~ッと一周してくる。
途中やせ衰え 毛の抜け落ちた タヌキに出会う。 道路横の 崖の途中に登りこちらを威嚇してる。
威嚇してるが、立っているのも精一杯ヨロヨロだ。
しばしブルーになったけど、タヌキとの出会いは なんとなく前澤さんの 画の世界を教えて貰った気がした。
電車だ~!! train.jpgなんの予備知識も 持たずに 旅をするんだけど、 アプト式ってココの事か☆
ちゃんと予習して 乗れる日程に しておけばよかった。
写真撮れなかったけど 急勾配の鉄橋が見えた。 兄が若い頃 「鉄ちゃん」 だったので 昔聞かされた うんちくが よみがえる。
途中見つけた工場。 ジオラマみたいだね。 GRL_0118.jpgここで働きたい人たくさん居るだろな。 私も働きたいな。 山を下って千頭駅に立ち寄る。
おお~!!! SLがホームで シュポシュポ!!
フェンスに張り付いて 出発まで見送る。DSCN6486.JPGシュポシュポの合間から 聞こえる機関車のきしみ。 車体のパーツのわずかな遊びが噛み合い 一体となり進み出す。
そんなイメージの軋み。
やっぱり鉄だろ!!カッコイイ!!惚れる!!大興奮 ♪
でもSLの最後尾の車両は動力に見えたよ (違ってるかもしれないけど) SLだけで引っ張るにはもっともっと石炭必要なのかな? 環境問題とかあるのかな~。
ここでも乗車は諦めて (/_;) かわりにSLチョロQを買う、 かなり嬉しい。
再び細く 険しい 山道を走り、 目指すは <宇嶺(うとうげ)の滝>
駐車場に車を停め滝への降り口を探す。
ココか☆って草むらじゃん!!120823_1738~01.jpgとりあえず行ってみよ~。
草むらは すぐになくなり小道が現れる、でも最後にここに人が来たのはいつなのだろう?夏の観光シーズンなのに(>_<) そんな気持ちを吹き飛ばすような美しい滝が姿を現した。CA3C1203.jpg落差70メートル。 高さはあるが 女性的な 美しさを持つ。 お君の滝という別名に納得。
まぁ 「お君さんが 身投げした滝」 という意味で 見た目と 無関係らしいけどね。
すごく美しい滝だけど 滝壺から下流へ 倒木が多く 荒れてる感は否めない。
これが 自然本来の姿であろうが、 流れ着いたゴミもあるしね~★
でもこの辺、 崖崩れも多いから、滝整備の前に 道路修理だろうね。
この日は 道の駅川根温泉で食事と風呂一石二鳥。
再び満天の星空眺めて車中泊。


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