只見川水害


110819_1232~01.jpg只見川のほとりに咲く葛の花。 きれいだな~。 秋の七草。
ここは新潟県と福島県の県境。
福島県側の金山町。
7月末、只見川が氾濫し激甚災害となった場所。
8月19日 再び羽生市社会福祉協議会の災害救援隊に加わった。
水害があったのも、激甚災害なのも知ってたけど、110819_1735~01.jpg来て見て 改めて唖然とする。
山は削られ 木は根こそぎ倒され、
川辺には大量の泥が堆積し、
3週間近く経っているのに 水は黄土色に濁っている。
只見線の鉄橋は押し流され、 線路は宙を走っていたり、 垂れ下がっていたり...。
その日の現場は 男性陣は畑に被った 泥をよける作業。
女性陣は 物置きの洗浄。
男性陣は ドロドロかつすごくキツそうなお仕事。
女性陣の現場である物置きは 前日に羽生市役所チームが
30センチ位堆積していた 泥を掻き出し、その仕上げ作業。
けっこう広い 木造物置き
泥出しは男性10人で丸1日を要したそうだ。
壁や床を洗い流し、泥がこびりついた中の荷物も洗う。110819_1512~01.jpg 荷物の一部には、 ハンマー、しゃっくる、レンチ、バール、トーチ、ガスメーター...
遠路はるばる来て工具のお世話するとは不思議なご縁ね。
泥んこまみれな男性陣に比べて 楽そうな仕事だけど、 意外と疲れました(^w^)
一軒のお宅の庭先に 水場をお借りしていたのだが、
そのお宅でもひたすら、家財道具を洗ってらっしゃるのをみかけた。
居る時だけ頑張ればいい 私たちとは違うんだよなぁ、と
石巻の帰りの気持ちが よみがえった。
作業が終わりボランティアセンターに戻ると、
センターでは キュウリの漬け物やら ブドウ、スイカがふるまわれ、
羽生チームもウキウキ(^w^)
キュウリの漬け物が むちゃくちゃうまかった(^O^)
帰路につく私たちのバスに、センターの方々が
並んで笑顔で手を振ってくださいました。
すると、 こちらバスの中では
「は~いみなさん!!満面の笑顔で手を振りましょう♪ 羽生のイメージアップですよ~。」
私も笑顔で手を振ってみた\(^ー^)/
大変な事を大変と言わない。
笑顔とユーモアを忘れない。
ボランティアは いろんなことを教えてくれる。
バスは只見川の支流の国民保養センター≪せせらぎ荘≫の温泉に立ち寄った。
川は平和そのもの。
美しい清流に虫の声。110819_1719~01.jpg数分の距離にあった 只見川の様相とは まるで違う。
人間が生きる希望を見失いかけるほどの災害でも、
自然にとってはくしゃみ程度なのだろう。
私は今まで、自然の美しさ、偉大さ、恩恵などしか見てこなかった。
しかし 震災も水害も、 自然は生み出すだけの存在ではない。
破壊、 再生することで、 浄化でもしているのだろうか?
破壊されても再生し その場で生きようとする人間も自然の一部なのだ。
わたしも 微力ながら再生する人間の一人になりたい。
もうひとつ、 2度目のボランティアで、自覚したのは、
わたしいつの間にか 団体行動嫌いを克服しているな。
なんというか、いい意味で他人に合わせなくなった。
団体行動って協調性が必要なんだと思って無理していたけど、
団体行動こそ逆に自主性と自己責任が必要なんだと気がついた。
またひとつオトナになったかな。
今更かよ!! (笑)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です